働き方と社会保障10

先週だかにこの内容に関してTwitterで連続ツイートをしました。これはその続編です。
(1)https://twitter.com/#!/face_up_tokyo_/status/159407092225163264
(2)https://twitter.com/#!/face_up_tokyo_/status/159408584113913857
(3)https://twitter.com/#!/face_up_tokyo_/status/159409906640891904
(4)https://twitter.com/#!/face_up_tokyo_/status/159411362177622017
(5)https://twitter.com/#!/face_up_tokyo_/status/159412339886657536
(6)https://twitter.com/#!/face_up_tokyo_/status/159413227619483651

それでも私はその番組プロデューサーを告発することはなかった。何故なら、その仕事を請け負っているのは私だけではなかったからだ。私さえ我慢をすればそれで良かった。ただ、その後もその番組プロデューサーは、私以外のドライバーやスタッフの数を水増しをしては番組制作費を流用、着服していた。それはその仕事を辞めた後でも続いていた。何らかの法的な手続きが必要ではあったが、その仕事を辞めた後ではそんな事はどうでも良かった....。

私はその後、とある運送会社に勤務をする。仕事は食品などを運ぶチルド輸送という内容だった。仕事は慣れるまで本当にキツかった。一人で重量ある荷物をトラックに搭載し、それを一人でルートごとに仕分け、一人ですべて配達をする。その仕事は日給で1万1千円だったが、あまりの仕事のキツさに会社にもう少し賃上げを要求したところ、1500円上乗せをしてくれる事になった。それでその仕事の私の対価(賃金)は日給12500円になった。それでも仕事の内容からすると私は不満だった。1万5千円貰っても合わないなと思いながらも、日々の生活の為、我慢して続けた。
この会社ではアルバイトという雇用契約だった。最初はどこもそうだと思う。いきなり社員ではじめから採用してくれるほど企業なんてのは甘くない。そんな企業があるとしたら、よほど人材に窮しているか、何か裏があるかだ。その会社には世話になった。今でもその恩に報いるには、その会社の実態をこうして書き連ねることなのだと思う。それが正しいかどうか別としてだ。

私はキツかったがその会社にも慣れ、仕事にも慣れた。凄く苦労の多い仕事だったが、その仕事をやって行くうちに、その仕事の大切さ、社会の中での責任感のような物がある事に気づいた。これはただの自己満足に過ぎないのかもしれない。しかし、物を運ぶ人が居なければ、物を買う事すら出来ないのである。消費者なんて本当に無力なんだということに気づかされる。その会社には100人くらいのドライバーが在籍していた。実のところ、他にも沢山の営業所があり、実体数は分からなかった。だが、会社自体は儲かっていた。何故か?我々のようなアルバイト契約が殆どだったからだ。
やがて、私はその会社の勤務実態に関して疑問を抱くようになる。それはその会社に勤め出してから3年が経っていた。私は労働基準法なるものに関しては、さほど気にもしない性格だった。それは目先の生活出来るだけの金さえ貰えればそれで良かったからだ。それが目的で働いていて働くこととはそういう事だと思っていた。しかしである。あることを境に私はこのままで良いのだろうか?という事に気づかされる。そのある事とは、自分の将来に対して真剣に考え始めた時だった。自分は何故、この社会の中で生かされ、そして労働し、日々生きる為に働いているのだろうか?と何気ない光景の中で、自分に向き合ってしまったのである。一般サラリーマンの所得水準や、今後の自分がその仕事を続けていて得られる対価、そして、生活保障....考えてみればその会社で保険すら入れて貰っていなかった。凄く不安で不安でどうしようもなく、何処に相談をするべきか悩んでいた。そんなある日、あるニュースを目にした。「アルバイトでも労働組合を立ち上げ勝訴」という記事だった。これはとある飲食店のアルバイト契約の労働者が、残業分の未払いを機に会社側と裁判で争った内容だった。私の仕事は残業などない。あってもそれは個人の責任という範疇で片付けられていた。そういう雇用契約だった。その訴訟内容には「アルバイトでも保険加入は適法」という極々当たり前の事が書かれていた。私は自分の置かれている現実をその時に知った。私は国保で3割負担。年金も自分で支払っていた。しかし、国が定めているものの中にはアルバイトでも労働者が希望をすれば、その会社の厚生年金に加入出来るとなっている。それを私は知らなかった。正確には知らされていなかった。何故か?企業はそれを知らせることによって負担しなければならない物が増えるからだ。それを会社は私に対して黙っていた。というか隠蔽していた。そうやって、日本の企業ってのは利益を出してきた。本来ならば労働者に支払わなければならない対価を、生産性や利益率などのせいで搾取され続けていた。それが我々労働者なのだ。次に私はこの搾取社会をどうしたら改善出来るのだろうか?という疑問に行き着く。これはまたのお楽しみと言う事で。〆
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by no_nukes2011 | 2012-01-24 21:03
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