j-waveから眺める日本人

わたしはj-waveが大好きだ。88年に開局をしてからずっとこのラジオ局を聴いている。もちろん、試験放送から。いま、こうやってブログを書いている最中にもj-waveを聴いている。最近ではラジオもパソコンで聴けるようになった。本当にありがたい。こんな文明が来るとは今から20数年前は思いもしなかった。携帯電話が馬鹿でかいショルダーバッグのような大きさで、その馬鹿でかいショルダー電話を893さん達はこれ見よがしに肩からぶらさげていた。「あっ、なんだって?聞こえねぇーんだよ」という声を、その当時の夜の街ではよく耳にしたものだ。何故893さんかと言えば、その当時の携帯電話は一台¥20万もしたからだ。そんな高級品はカタギの人間には買える訳がない。バブルで一山当てたインテリか、893さんかだ。

【81.3】えいてぃーわん、ぽいんとすりーじぇぇぇぇえいうぇーーーいゔというラジオジングル。FM東京しか聴いたことがなかった田舎もんの私には衝撃的な響きだった。それまでのラジオ好きはFMファンとかを書店で立ち読みしているオタクっぽいオイリーな青年というイメージだったが、このj-waveの到来で、それまでのラジオ界が一辺した。スタイリッシュでお洒落という前衛的なコンセプト。ラジオDJをナビゲーターとかコンシェルジュと呼び、決して和製英語などは使わない。渋カジとか、ヤマンバ、ギャル男とかいうムーブメントとも強烈にリンクしていた。最近でこそやっとその色味が褪せ始めた感があるが、まだまだこのj-waveには根強いファンが居る。

私は繰り返すがj-waveが好きだ。しかし、このラジオ局から眺めた日本社会を後悔している。それは日本人としての文化、情緒、それまで持ち合わせていた”和”の文化がすっかり”西洋文化”に乗っ取られてしまったからだ。キャッチーでセンセーショナルなんて言葉を使うこと自体がナンセンスかもしれないが、言葉狩りをしていた時代から考えると、私は真っ先にその検閲対象になっているだろう。
鬼畜米英なんて戦前戦後の話だとは思うが、いまの北朝鮮のような思想教育が日本でもされていたことがあった。野球の投球カウントも、ストライクを”真ん中”、カーブやシュートを”左、右”と表現していた。日本人って一体何なんだろうと思う。その時々で非常に都合良く言語を使い分け、多様な文化が持ち込まれても決して怒らないで受け入れる寛容性を持ち合わせている。そんな人達が自主権とか、核武装論などと言っているが、ほんとにアナタ達はそんな事を考えているのですか?と聞きたくなる。イデオロギーなどという”骨格”によって容易に形骸化してしまう日本人の心。私達は本当にこの国を良しとしているのだろうか?
時代は21世紀。何でも言いたい事が言えるtwitterという表現方法を見いだしたのは、皮肉にも米国人。何故皮肉かと言えば、その米国人が開発をしたtwitterというソーシャルメディアによって、日本人のナショナリズムが今、変な方向へと向かおうとしているからだ。〆
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by no_nukes2011 | 2012-01-29 17:56
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